「webの重要性は分かるけど、web担当者ってどんな人をどうやって採用したらいいのか分からない」と考える店舗経営者の方もいると思います。
最初にはっきりお伝えすると、「10店舗以下の企業に専属web担当は不要」です。
目次
面接官にwebの知識が無いと採用判断が難しい
webの知識が無いと面接でその人のスキルや給与の妥当性を判断することが難しいです。
SNSを始めたいというだけなのに、「自分でwebサービス作れます」という人を雇うとオーバースペックですし、グループ店舗のアプリを作りたいのに「SNSの運用が得意です」という人を雇ってもアプリは作れません。
web担当者を採用するには面接官にもwebの知識が必要です。
数店舗のweb担当は業務量がさほど多くない
これまでweb系の対策を何もしていなかったとか、webからの集客が売上の大半を占めているというのでなければ、普段の業務量はさほど多くありません。
やろうと思えばいくらでもやることは作れるのですが、一定のラインを超えるとかける時間に対する改善効果が薄くなります。
何もしていなかったところから始めると最初は時間をかければかけるほどおもしろいように成果が上がりますが、ホームページの改善やweb広告の設定などを一通りやり終えると、業務の中心は維持管理と細かな改善に移っていきます。
なので最初にある程度コストをかけてでも一定のラインまで改善し、あとは少額の管理フィーを払って管理してもらうのが良いと思います。
web担当に辞められると誰も引き継げない
手が空くのなら兼務させれば良いのではという話も出てくると思いますが、店舗ビジネスのプロフィットセンターは間違いなく店舗ですので、本部には最低限の人員しかいないと思います。
その中でwebの知識と経験を一から学んで引き継げる余裕のある人員がいるでしょうか。
下手するとサーバーもいじれない、ホームページの更新もできない、放置していたらホームページが表示されなくなった、という最悪の事態になりかねません。
まとめ(「この人しかできない」を作らない)
いかがでしたでしょうか。
個人は組織の中でかけがえのない存在になろうと努力し、組織はかけがえのない個人を作らない努力をして存続します。
「この人しかできない」
が当たり前になってしまっては組織の成長を阻害する上、その社員に対する交渉力も弱くなります。
小規模企業のweb担当者は特に「この人にしかできない」になりがちです。
web担当者を外注するには月額10万円程度で可能
webマーケティング業務は、月額10万円もあればそれなりの維持管理、運用をしてもらえます。
最近は様々な企業で副業が解禁になり、週に1~2日から業務委託形式で個人に仕事を頼める副業マッチングサービスも増えてきました。
web系の会社に勤める人やフリーランスのwebマーケターがこのような副業マッチングサイトにたくさん登録しているので、web担当者を採用する前に一度副業マッチングサイトの担当者に話を聞いてみましょう。