お店を開業する時にGoogleストリートビューは絶対に必要だと思ったので見積もりを取ったのですが、情報弱者だと思われたのか相当吹っ掛けられました。
他の業者さんにも見積もりを取ったところ、費用が5分の1くらいに抑えられました。
目次
Googleストリートビューの店内360°写真とは
Google検索した時に地図から360°周囲が見渡せるストリートビューというサービスがありますが、これの店内バージョンでお店の中を進むように360°見わたせます。
街の写真はGoogleが車を使って撮っていますが、店内バージョンはストリートビューの店内撮影を扱っている業者さんに依頼する必要があります。
掲載した方が良いお店は店内の雰囲気が来店動機になるお店
webで検索される目的型来店のお店
お客様が通りすがりに見つけて来店する、コンビニやファストフードといった衝動型来店のお店には不要です。
エステや高級レストランなど、お客様がwebで検索してお店を探し、そのお店に行くかどうかをweb上の情報で判断するような目的型来店のお店には必要です。
店内の様子が来店意欲に影響するお店
目的型来店のお店でも、物販のように売っている「モノ」がお客様のニーズの場合は店内360°写真は無くてもいいでしょう。
エステや高級レストランはお店の広さや綺麗さ、テーブルの大きさなど、店内の様子が来店意欲に影響するので店内360°写真があった方がいいでしょう。
店内360°写真を掲載するメリットは来店率向上とSEO対策
来店率の向上
お店の様子を360°写真で見られることにより、「どんなおみせなんだろう」という不安が払しょくされ、360°写真が無いお店よりも来店しやすくなります。
Googleが第三者機関に依頼して行った調査では、写真とバーチャルツアー(360°写真)の有用性が確認されています。
リスティング(ビジネス情報)に写真とバーチャル ツアーが入っていると、ユーザーの関心が 2 倍になります。
検索上位表示
Googleは検索するユーザーに、質・量ともにより良い情報を提供しようとしています。ユーザーにとっては当然店内写真があった方が良いですし、360°店内が見渡せた方が良いに決まっています。
ユーザーにとって質・量ともに良い情報である360°写真の有無はGoogleの評価に影響します。
相場を知らないとぼったくられる
Googleは代理店という形でフォトグラファーやweb系の会社にストリートビューの撮影を代行させていますが、その料金については各社の自由となっています。
私が最初に見積もりを依頼した会社が出してきた見積もりはこちらです。
なんと15万円!
さすがにこれは高すぎると思って指摘すると、なんだかんだ言って約半額に下がりました。(最初の見積もりは何だったんだと…)
撮影費とカメラマンって違うの…?
相場はだいたい30000円程度
ちょっとさすがにこんな見積もりを出してくる業者さんは信用できないと思い、ネットで調べて他の業者さんからも見積もりを取ったところ、28000円(税別)でした。
しかも撮影ポイントも5ヵ所と言わず広さが90㎡なら何か所でも撮影可能です。
他にも調べてみましたがだいたい30000円程度が相場でした。
店舗ビジネスの経営者や現場責任者の方はwebに疎い方も多く、このような法外な金額でも「こんなものなのかなぁ」と支払ってしまう方がいるのだと思います。
相場よりかなり高いとは言え見積もりも出しているので業者側に違法性はありませんし、もちろんこれで支払った後に取り返すことはできません。
ぼったくられないようにするためには、お店の経営者や現場責任者の方が最低限の知識を持って相場観を判断できるようにする、もしくはweb関係のことを相談できる相手も持つことが大切です。
他にも悪徳業者に騙されないように注意すべき項目を#注意喚起でまとめています。