独立して会社を設立しようとした時に、できるだけ費用を節約するために法人登記も自分でやろうと思っていました。
しかし調べてみると税理士事務所や司法書士事務所などで専門家に依頼した方が安くなることが分かりました。
専門家に依頼した方が安くなる理由は電子定款
会社を作る時には「定款」というものを作成しますが、これを自分で作る時には紙で作成して40,000円の印紙を貼り付けなければなりません。
しかし税理士事務所や司法書士事務所は、印紙が不要な「電子定款」に必要な機材やソフトを持って対応しており、その印紙代の範囲で法人登記を請け負っている事務所が多いです。
実際に法人登記かかった費用は233,104円
司法書士事務所に依頼したケース
私の場合は233,104円でした。
内訳は、
定款認証費用:52,000円
登録免許税:150,000円
会社設立手数料:31,104円(税抜き28,800円)
合計:233,104円
この他に印鑑制作費や郵送料もかかりましたが、法人登記費用としては上記のとおりです。
自分で登記した場合は242,000円
定款認証費用:92,000円
登録免許税:150,000円
合計:242,000円
自分で登記した方が8,896円高くなる上に、手間も時間もかかります。
専門家に依頼するメリットは安くて早くて確実
費用が安くなる
これは上記で説明した通りで、自分で登記するよりも専門家に依頼した方が安くつきます。
安いところだと、法人登記手数料を15,000円から受け付けている事務所もあり、他でもおおむね30,000円前後で代行してくれます。
手間がかからない
法人登記は面倒くさいです。
法務局のHPに掲載されている株式会社設立登記申請書の記入例を見てみてください。
21ページもあります。
この内容を全部読んで理解して自分で作成しようと思うと大変です。
私が依頼した司法書士事務所は、このA4書類1枚に必要な情報を入力して、指示された書類を郵送するだけで希望した日に法人登記をしてくれました。
早い
専門家は何度も何度も法人登記の作業をやっているので、その作業はすでにルーティン化されています。
早い事務所だと3日くらいでやってくれるところもありますし、そうでない事務所でも1~2週間あれば完了します。
ミスが無い
電子定款は機材があれば自分でもできますが、ミスをすると修正に5万円くらいかかります。
プロの目と責任で法人登記を完了してもらえるというのは大きなメリットです。
いかがでしたでしょうか。
法人登記は司法書士や行政書士になるのでなければ、一生のうち何度もやることではありません。
使わない知識やスキルのために時間やお金を遣うのはもったいないですよね。
創業時はやるべきことがたくさんあるので、費用が変わらないのであれば積極的に専門家を活用して、経営者にしかできない重要な仕事に取り組めるようにしましょう。
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